龍潭寺 | 直虎も眠る井伊家の菩提寺

龍潭寺

龍潭寺は平安時代から井伊家の菩提寺だったと言われており、井伊直虎はじめ、井伊家の人々の墓があります。井伊谷城から近いので、一緒に行ってきました。

ちなみに龍潭寺は「りゅうたんじ」ではなく「りょうたんじ」と読みます。

龍潭寺とは

作られたのは733年と言われ、井伊家初代当主井伊共保もここに葬られたのだそうです。

当時は自浄寺という名だったそうですが、永禄3年(1560年)に井伊直盛(直虎の父)が葬られた際、直盛の法号から龍潭寺と名を改め、現在に至ります。

幼少期、出家した直虎が次郎法師として過ごしたのもこの龍潭寺ですね。

 

山門

龍潭寺

 

龍潭寺の駐車場に車を止め、山門へ。

山門は明暦2年(1656年)に建てられたものが残ってるとのこと。確かに歴史を感じる門構え。

 

山門をくぐり、境内へ。

龍潭寺

 

 

東門

龍潭寺

境内を進んでいくと最初に目に入るのが東門。

こちらは寛永8年(1631年)建立。

 

東門を過ぎると、正面に見えてくるのは本堂の拝観受付の建物。

龍潭寺

受付を済ませ、本堂内へ。

ちなみに拝観料は大人500円。

 

本堂内

龍潭寺

直虎の文字が目に入りますね。

 

こちらは本堂正面の庭園。いかにも日本庭園って感じです。

龍潭寺

 

本堂から開山堂への通路。

龍潭寺

 

奥に見えるのが開山堂。朱塗りの楼閣で、永禄15年(1702年)に建てられたものだそうです。

何故か開山堂だけ写真を撮るのを忘れました(汗

 

井伊家御霊屋

龍潭寺

井伊家御霊屋には井伊家初代当主:井伊共保公、22代当主:井伊直盛公、24代井伊直政公の木像が安置されています。

普段は公開されていないので、この時は中を見ることはできませんでした。

 

龍潭寺庭園

龍潭寺

龍潭寺庭園は国指定名勝にもなっている有名な庭園。

小堀遠州作で、江戸時代初期に龍潭寺北庭として作られた作られたそうです。ここは座って眺められるスペースが広めに確保されていて、写真撮ってる方も結構たくさんいました。四季折々の変化に富んだ景色を見ることができるとのこと。

 

仁王門

龍潭寺

龍潭寺の南側に位置する仁王門。名前の通り、仁王様の像が睨みを利かしてます。

江戸時代に建てられた建築物が多い龍潭寺ですが、この仁王門は他の建物と異なり、昭和になって作られたものだそうです。なんと昭和62年築。最近作られたとは思えない重厚な感じのする門でした。

 

松丘院跡地

龍潭寺

仁王門の南側に位置する松岳院跡地。

 

松岳院は井伊家22代直盛の御内室で、直虎の母にあたる方。その松岳院が過ごした塔頭(寺内寺院)がここです。

井伊家22代当主の井伊直盛は1560年の桶狭間の合戦に今川軍として出陣し、今川義元をはじめとした多くの武将とともに討ち取られています。その後直虎の母は髪を下して仏門に入り、法号として松岳院をいただき、松岳院様と呼ばれました。

その後はここで直盛の供養に勤めたとのこと。

 

 

・・・というわけで一通り龍潭寺を回ってみました。

歴史を感じる建造物が数多く残る龍潭寺。近くへお越しの際は是非一度行ってみると良いと思います。