落合砦(千畳敷砦) | 明智光秀の生誕伝承&産湯の井戸がある砦(岐阜県恵那市)

落合砦(千畳敷砦)

こんにちは!ZIGです。

今回は岐阜県恵那市にある落合砦(千畳敷砦)に行ってきました。

落合砦は明知城の出城として築かれたと言われていて、明智光秀がここで生まれたという伝承があります。光秀の産湯の井戸があるということで、明知城と併せて見に行ってきました♪

落合砦について

落合砦の築城年はハッキリとはしていないそうですが、明知城が築かれた宝治元年の頃だと言われています。

天正年間には遠山氏一族の串原経景が砦を守っていたみたいですね。天正年間初期はこの周辺で武田勢と織田勢が戦っていましたし、この砦も戦場となっていたのかもしれません。現在落合砦は千畳敷公園として整備されています。

また、明智光秀はこの落合砦で生まれたという伝承があり、公園内には今でも明智光秀産湯の井戸が残されています。

ちなみに大正村観光案内所にあった地図には落合砦ではなく「多羅(たら)砦」と記載されていました。あるいはこの名前で呼ばれていたのかも知れません。

 

落合砦へのアクセス

落合砦(千畳敷砦)
〒509-7731 岐阜県恵那市明智町

落合砦は明知城の南西900m程度に位置しており、歩いて行けないこともありません。ただ、駐車場も完備されているので車の場合は直接現地に向かった方がスムーズです。

大正村の前の国道363号線を南に向かうと恵那警察署明智駐在所があるのですが、その道向かいに落合砦への入り口があり、看板も立っているので目印にすると良いでしょう。

ただ、頂上の駐車場へ向かう道はかなり狭いです。車同士のすれ違いが難しい場所も多いのでその点は注意。まあ注意してもどうしようもないのですが(笑

対向車が来ないことを祈って登りましょう。500mほどで頂上の千畳敷公園駐車場に到着します。

 

千畳敷公園駐車場

千畳敷砦

明智駐在所向かいの道を上ってくるとしっかり舗装された駐車場に出ます。

山頂は公園とグラウンドになってました。千畳敷というだけあってかなりのスペースがあるみたいですね。

 

落合砦(千畳敷砦)

駐車場の横には千畳敷公園の地図と入り口があります。

千畳敷砦

 

 

こちらが千畳敷公園の地図ですね。

千畳敷砦

だいぶ煤けてしまってました。

この地図だけだと落合砦がどんな城だったのかが分からないですね(汗

 

 

大正村観光案内所にあった縄張り図の方がこの砦の全容が分かりやすいので掲載しておきます。

落合砦地図

駐車場は三の曲輪前にある感じですね。

明智光秀産湯の井戸も三の曲輪内にあります。

 

三の曲輪/明智光秀産湯の井戸

千畳敷砦

というわけで早速公園内に入っていきます。

公園になっているので道は完全に舗装されちゃってますね。砦っぽさはありません。

 

三の曲輪に当たるスペースは芝生になっていて、完全に普通の公園でした。

千畳敷砦

ここは当時居住エリアだったらしいです。

確かにかなり広いですね。

 

 

三の曲輪の東側に大きな慰霊塔があります。

千畳敷砦

誰を慰霊したものなのかはちょっと分かりませんでした(汗

 

 

上記の慰霊塔の横に明智光秀産湯の井戸があります。

千畳敷砦

しっかり「明智光秀生誕の地」というのぼりが立ってました。

 

伝承によると大永6年(1526年)3月10日に明智光秀はここで生まれたとされているそうです。

よく言われる享禄元年(1528年)とも微妙に異なる生年が伝わってるんですね。

また、この井戸から得られた宝珠を祭ったのが主郭部にあるえびす神社なのだそうです。

 

 

せっかくなので井戸を上から撮ってみました(笑

千畳敷砦

底は全く見えないですね・・・

この井戸は16mの深さがあるという話ですが、確かにかなりの深さがあるようでした。

 

二の曲輪(出丸)

三の曲輪を一通り見た後、二の曲輪へ向かいました。

ちなみに三の曲輪から二の曲輪へ向かう道も完全に舗装されているので見どころはありません(笑

 

二の曲輪は「パノラマ広場」となってました。

千畳敷砦

ここもしっかり整地されてますね-。

 

ちなみに二の曲輪は狼煙を上げる場所として使われていたらしいです。確かにここからならよく見えたでしょうね。

 

 

広場内には大きな弘法大師の像が建ってました。

千畳敷砦

 

 

こちらは二の丸から見た明知城。

千畳敷砦

正面に見えている山が明知城ですね。

こうして見るとかなり近い場所に落合砦があることが分かります。

 

主郭部

二の曲輪の次は主郭部へ。

三の曲輪・二の曲輪としっかり整地されちゃった状態を見てたのであまり期待してなかったのですが・・・

 

 

なぜか主郭部は整地されておらず、遺構がしっかり残ってました(笑

千畳敷砦

芝生もないし、主郭への道も全く舗装されていませんでした。

何故にここだけ??

まあその方が楽しめるのですが(笑

 

 

主郭部の隅には休憩所がありました。

千畳敷砦

 

 

そしてこちらがえびす神社。

千畳敷砦

さきほどの井戸から得られた宝珠を祭ったという神社ですね。

 

 

・・・で、えびす神社の反対側に明らかに人工的な地形が残ってました。

千畳敷砦

大正村観光案内所の地図には「枡形・虎口・客人接待場所・大手通り等がハッキリ伺える」と書かれてたのでそのいずれかっぽいのですが・・・

何に当たるのかはハッキリ分かりませんでした(爆

ただ明らかに人の手が加わった跡で、確かにここに砦があったのだと感じさせてくれました。

 

まとめ

というわけで落合砦(千畳敷砦)についてまとめてみました!

この周辺は明知城・龍護寺・於牧の方の墓所や八王子神社など明智光秀にゆかりのあるとされる場所が複数存在します。

明智町に来たならこれらの場所と合わせて落合砦も訪れておきたいですね。

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