こんにちは!ZIGです。
今回は静岡県、三保の松原に行ってきました。
三保の松原と言えば北海道の大沼・大分県の耶馬溪と並んで日本新三景と呼ばれ、また虹の松原(佐賀)・気比の松原(福井)と並んで日本三大松原と呼ばれてますね。
そして世界文化遺産(富士山-信仰の対象と芸術の源泉)にも登録されている場所。世界遺産と聞けば行かないわけにはいきません(笑
目次
駐車場から徒歩で三保の松原へ
三保の松原は割と大きな駐車場が整備されてます。
結構新しい感じなので、割と最近整備されたのかも。駐車場周辺には土産物屋が並んでました。
駐車場のすぐ目の前に三保の松原参道があります。
名勝「三保松原」の看板。
万葉集にも歌われ、日本の伝統芸術である能「羽衣」で人々に親しまれているって話が記載されてました。
あとは欧州各地で羽衣伝説を題材とする「羽衣」を演じたフランスのダンサー「エレーヌ・ジュグラリス」の碑もあるのだそうです(これは後で知ったので見つけられませんでした)。
三保の松原は天橋立と共に日本で初めて名勝指定された場所としても知られてますね。
上り坂の参道を歩いていくと、松原の名前の通り、生い茂る松が目に入ります。
一本一本がかなりでかい。
現在でも3万本を超える松が存在するとのこと。
すぐに海岸線が見えてきます。
松林を抜けると一気に景色が開けます。
三保の松原から見る富士山
砂浜に出て左手に富士山が見えました。
さすがに絶景。
天気も良くて最高です。
行った日は平日でしたが、それでも結構観光されてる方がたくさんいました。
ツアーっぽい集団や、海外からの観光客もちらほら。
羽車神社
砂浜に沿った場所に羽車神社があります。
砂浜に面してるので階段は砂に覆われてました。
羽車神社は後述する美穂神社の離宮だそうです。
羽衣伝説の舞台、羽衣の松(三代目)
松林の中にひときわ大きな「羽衣の松」があります。
羽衣の松は美穂神社のご神体。
祭神は三穂津彦命(みほつひこのみこと)。大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名ですね。
羽衣の松は「羽衣伝説」の舞台にもなっているそうです。
羽衣を着た天女が天から降りてきて水浴びをした際、羽衣をかけた松ですね。
水浴びをしてる天女を見た男がその美しさに一目惚れ、天女が帰れないよう羽衣を隠してしまう・・・という話は誰しも聞いたことがあるはず。
現在の羽衣の松は3代目で、2013年に樹齢650年のクロマツから代替わりしたとのことでした。
新三景の碑
松林の中には日本新三景の碑も建っていました。
最初に触れたとおり、大沼(北海道)、耶馬溪(大分)、三保の松原(静岡)の3つで新三景ですね。選定されたのは大正4年との事。
ちなみに日本三景というと以下の3つ。
- 松島(宮城県)
- 天橋立(京都府)
- 宮島(広島県)
いずれも「海」が見える風景で、昔から詩歌に登場する景色としてしられてるそう。
三保の松原で静岡おでんを食べる
せっかくなので静岡おでんを食べてきました(笑
こちらは羽衣の松の目の前にある売店「松見屋」さん。
静岡茶と一緒にいただきました。
おでんは一本100円。
もつと黒はんぺんを注文。
松見屋のおでんは薄味で煮た後に自家製の味噌だれに漬け、だし粉と青のりをかけるというオーソドックスな静岡おでん。
見た目が黒っぽいのですが、意外とあっさりした味でした。うまい。
神の道を通り美穂神社へ
一旦駐車場へ戻り、今度は美穂神社へ。
美穂神社へは「神の道」を通っていきます。
ちなみにこの「神の道」や美穂神社も世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産。
三保の松原に来たなら一緒に見ておくと良いです。
天女の羽衣が残る美穂神社
神の道を進んでいくと美穂神社の鳥居が見えてきます。
美穂神社には「羽衣伝説」の天女の羽衣の切れ端が残されてると言われてます。
美穂神社の創建年は不明。
ですが、かなり昔から存在していたことは確かみたい。
こちらは拝殿。
こちらは舞殿。
毎年11月1日に祭事が行われ、ここで「羽衣の舞」が奉納されるそうです。
まとめ
というわけで三保の松原の観光をまとめてみました。
三保の松原は何となく「景勝地」というイメージだったのですが、羽衣伝説の舞台でもあるってことを初めて知りました(笑
しかし砂浜から見る富士山は確かに絶景!
近くにお越しの際は是非行ってみることをおすすめします。
三保の松原へのアクセス