キュランダ村を一通り見て回ったあとは再びケアンズへ。
行きはキュランダ鉄道でしたが、帰りはスカイレールで移動。スカイレールはキュランダの熱帯雨林やバロン滝を眼下に見ながらケアンズ(スミスフィールド駅)へと向かいます。
スカイレール(キュランダターミナル)
スカイレールはキュランダ村とケアンズ間約7.5キロを結ぶロープウェイ。ガイドさんに聞いた話だとなんとこのスカイレール、個人の持ち物らしいです。マジか(汗
何でもサトウキビ長者のチャップマンという方が36億もの資金を投じ、1995年に完成したものだそうです。
で、スカイレールは途中にバロンフォールズとレッドピークという二つの駅があり、ここで降りてキュランダの熱帯雨林を観賞することができます。バロンフォールズはキュランダ鉄道でも見たバロン滝のこと。レッドピークはスカイレールが通るルートで最も標高が高い場所に設けられた駅。
今回はこのレッド―ピーク駅でキュランダ熱帯雨林も観賞してきました。
というわけで早速スカイレールに乗り込みます。
ゴンドラは6人乗り。ちなみにゴンドラはノーマルタイプと「ダイヤモンドビュー・ゴンドラ」というゴンドラの床がガラス張りのタイプがあるそうです。ダイヤモンドビュー・ゴンドラは追加料金(たしか10ドルくらい)を払うと乗れるとのこと。高所恐怖症の方には向かないけど、キュランダの熱帯雨林を堪能したい方はこっちの方が楽しめるかも。
ちなみに今回は普通のゴンドラに乗りました。
動き出すと、眼下には熱帯雨林が広がります。
このあたりはバロンゴージ国立公園という名前で、1940年に国立公園に指定されたエリア。
キュランダの熱帯雨林は世界最古の熱帯雨林とも言われていて、1億2000年前から存在しているらしいです。その歴史はアマゾンの熱帯雨林よりも古いって話を聞きました。
しかし、アマゾンほど有名じゃないのはその面積が小さいため。元々はオーストラリア全体を覆っていたというこの森、現在は大陸の0.26%に過ぎない状態になってるそうです。そんな熱帯雨林には現在でも2800種類を超える植物が存在し、ここでしか見る事の出来ない種や、絶滅危惧種も多いのだとか。
しばらくするとバロン滝も見えてきます。
バロン滝は雨が結構降ってる時だともっと滝っぽく見えるみたい。この時は雨も少なかったようで・・・ちょっと、水量が少なかった(笑
レッドピーク駅
20?30分ほどでスカイレールはレッド―ピーク駅へ到着。
ここで一旦降り、少し熱帯雨林を見て回ります。散策路があるのでそれほど足場は悪くありません。
駅の構内にヒクイドリの像が置いてあり、その後ろにはここが世界遺産指定エリアであることが分かる看板がありました。
その下には何故キュランダ熱帯雨林が世界遺産指定を受けるに至ったのか?という経緯が記載されてるらしいのですが・・・難しくて読めん(;´∀`)
ちなみにヒクイドリ(正式な名前はサザンカソワリって言うらしいです)もここキュランダ熱帯雨林に生息してます。世界で3番目にデカくて飛べない鳥とのこと。オーストラリアに限定すれば最も大きい飛べない鳥なんだって。
キュランダの熱帯雨林にはこうした生き物もたくさん生息してるそうです。他にも最も原始的なカンガルー、ニオイネズミカンガルーやツリーカンガルー、オーストラリアで最も大きいケアンズ・バードウイングなんて蝶々もいるみたい。
実物は見れなかったけど(笑
キュランダ熱帯雨林、別名「アバターの森」
駅を一歩出ると、そこは完全にジャングル。
「鬱蒼とした」って表現がまさしくピッタリ。驚いたのは木々のデカさでした。
とにかく見上げるようなでっかい樹がいっぱいです。
一番目を惹いたのは樹齢400年とも言われるカウリパイン。これもとにかくデカい。
他には「絞殺しイチジク」なんて物騒な名前があるカーテンフィグツリーって樹もありました。
この樹は他の植物に巻き付いて養分を吸い取って成長するらしいです。宿主となった植物を殺してしまうことからこの名前がついてるみたい。
このカーテンフィグツリーはキュランダ村にも生えてましたし、この後もいくつかの観光地で見ることが出来ました。
ちなみに全然知らなかったのですが、このキュランダの熱帯雨林は映画「アバター」の撮影に使われた場所でもあるとのこと。そのためここは別名「アバターの森」なんて呼ばれてたりもするそうです。
アバター見たことないので全然知らなかった(汗
レッドピーク駅周辺からはケアンズも眼下に望むことができます。実際見てみるとレッドピークが結構高い位置にあるのがわかりますね。
ここもなかなかの絶景。オーストラリアはいろんな場所でこんな景色を見ることができます。ステキ。
幸運の蝶「ユリシス」
キュランダ村にいるときにガイドさんに教えてもらったんですが、このあたりには「ユリシス」という青い蝶々がいます。
日本名では「オオルリアゲハ」という名前で、この蝶々、幸運の蝶と呼ばれてるそうです。見ると幸せになれるという話があり、一日に3回見るとお金持ちになれるんだって。
キュランダ観光の間にもしかしたら見れるかもしれませんよー、なんて言われてたんですが・・・
実はスカイレールで移動してる最中、一匹飛んでるのを見かけました( ・∀・)
これは幸せになるに違いない(笑
ただ、突然現れていなくなっちゃったので、写真は取れませんでした。
スミスフィールド駅へ
熱帯雨林を見て回ったら再びスカイレールに乗り、麓ケアンズのスミスフィールド駅へ。
レッドピークからスミスフィールド間は高低差があるので一気に下る感じ。
レッドピークまでは熱帯雨林を見渡せますが、ここからはケアンズの全景や海&空をしっかり堪能できます。
キュランダステーションを出て1時間くらい?でスミスフィールドへ到着。
帰りはキュランダ鉄道よりも結構速かった気がします。