こんにちは!ZIGです。
ここでは大河ドラマ「いだてん」最終話(47話)のあらすじ及び感想をまとめます。がっつりネタバレを含みますのでその点はご注意を!
なお、放送を見逃してしまった&過去話を視聴したいって方はこちらをどうぞ。
【ネタバレ注意】最終回「時間よ止まれ」あらすじ
1964年10月10日朝。
国立競技場のスタンドには田畑と金栗の姿がありました。聖火ランナーになれなかったことを少し残念がっている様子の金栗はスーツに足袋という姿。そのまま坂井を励ましに行くと言います。
まさかの快晴にブルーインパルスチームは驚きながらも準備を始めるのでした。
東は不参加となったインドネシア選手団を見送ります。不参加国が出たことで用意した国旗が無駄になってしまったことを残念がる吹浦。そして岩ちんは日本語で開会式のスピーチをしたいというブランデージ会長とスピーチの練習。
オリンピック当日の朝、各々開会式に向けた準備を進めていきます・・・
いよいよ始まる開会式
いよいよ開場時間となり、観客が国立競技場へとやってきます。
それを見てひとり盛り上がる田畑。気が付けばスタジアムには大横田や高石といったかつての五輪選手たちの姿もありました。田畑は彼らとの再会を喜びます。
しかしいよいよ入場行進が始まるというタイミングでコンゴのヨンベ選手が行方不明だという知らせが入り、田畑はヨンベを探しに行くのでした。何とか見つけたヨンベ選手(?)を入場行進へと送り出します。
坂井を励ます金栗
競技場前の「水明亭」でスタンバイしていた坂井の元には金栗がやってきていました。
坂井は金栗に「何者でもない自分がなぜ走るのか?」と問いかけます。
坂井の足は震えていました。
そんな坂井に金栗は・・・なんと冷水浴をお見舞い。何も考えずに走ればいいと送り出します。
入場行進を見つめる面々
入場行進が始まる直前、何とヨンベ選手が田畑の前に現れます。
どうやら北ローデシアの選手をヨンベと間違えてしまった模様。慌ててヨンベを入場行進へ送り出し、田畑はスタジアムへ移動します。
そんな田畑に東がインドネシア選手団、そして通訳のアレンのことを伝えます。次回は是非参加してもらおうとつぶやく田畑。
入場行進する選手たちの中にはコンゴのヨンベ選手の姿もありました。どうやら入場行進に間に合った模様。金栗は2人だけで行進するコンゴ選手団を見てストックホルムの入場行進を思い出します。
そして、勝を戦地に見送った時を思い出し、晴れてよかったとつぶやくのでした。
河野も感極まった様子で入場行進を眺めます。
ブランデージ会長の開会宣言
岩ちんはブランデージ会長が英語・日本語どちらで開会宣言をしても良いように備えていました。
ブランデージ会長は英語でスピーチを始めますが、なんと途中から日本語に切り替えて開会宣言を行います。驚きながらも素早く電光掲示板に英訳分を掲載するよう指示する岩ちん。
ブランデージ会長はさきほど岩ちんと練習した通り、見事に日本語での開会宣言をやり遂げます。そんな会長のスピーチに岩ちんは笑顔で拍手を送るのでした。
聖火はいよいよ坂井の手に
そのころ、いよいよ聖火も坂井の元にやってきました。
金栗のアドバイス(?)の効果もあったのか、坂井は落ち着きを取り戻していました。
聖火を受け取った坂井は競技場へ向けて走り出します・・・
堂々とした走りで会場へと入ってくる坂井。
その顔には先ほどまでの迷いはありませんでした。いい走りだと金栗もスタジアムでつぶやきます。
7万を超える観衆、そして田畑が見つめる中、坂井はしっかり聖火ランナーの役割を果たすのでした。聖火台に火が灯ります。
その姿を見て田畑は「いいぞ!坂井義則!!」と叫びます。8月6日でもアトミックボーイでもなく、名前を呼んで称賛するのでした。
ブルーインパルスを心配そうに見つめる松澤の前で・・・
空から聞こえるブルーインパルスの飛行音。
松澤は不安そうな顔で空を見上げます。結局一度も空に五輪マークを描くことは出来ないまま迎えた当日。果たしてうまく行くのか・・・
しかしそんな松澤の不安をよそに、見事な五輪マークが空に描かれます。
そして空に描かれた五輪マークをタクシーで移動中の志ん生も見ていました。そして「じゃあ富久でもやろうかな・・・」とつぶやく志ん生。そのままタクシーは芝へ向かいます・・・
志ん生の富久
オリンピック当日にも関わらず、志ん生の寄席には多くの客が入っていました。
志ん生は富久を始める・・・と思いきや、満州での出来事を話し始めます。そこで久蔵が浅草じゃなく芝まで走ることになるきっかけを作った日本兵(勝)との出会い、その息子が弟子になって行方不明になったと話し始めるのでした・・・
富久に五りんの話を交える志ん生をおりんや美津子は笑顔で見つめます。
-オリンピック2か月前の話-
遡る事2か月前。
美津子は工事現場で働く五りんの元を訪れていました。
落語協会から聖火ランナーを一人出さなければならないので、改めて五りんに出てはどうかと美津子は勧めます。しかし五りんは気が進まない様子。
そんな五りんに開会式の日、志ん生が「芝」で寄席をすることを伝える美津子。そして富久の久蔵みたいに「芝」まで詫びを入れに来れば許してもらえるかもしれないよ?と伝えるのでした。
そして美濃部家のみんなが五りんのことを気にかけていると伝えます。
ハッキリ答えを返さず、五んりんはその場を後にします・・・
実は参加してた五りん(笑
オリンピック当日、聖火リレーにちゃっかり参加する五りんの姿がありました。
本人は聖火を持てると思っていたようですが、実際は旗を持つ伴走者。五りんの目の前で聖火は最終ランナーの坂井へリレーされて行きます。
五りんはそのまま目の前にあった「水明亭」で一休み。
テレビでリレーを眺めますが、ここがスタジアム前だという事に気づいた五りんは外に飛び出します。そんな五りんのまさに目の前で聖火台に火が灯るのでした。
それを見て、五りんは水明亭の主人に「ここから芝まではどのくらいかかりますか?」と尋ねます。
主人は遠いから地下鉄使いな、と言いますが「それじゃ詫びは叶いませんから。大事な旦那ですから」と答えて走り出すのでした。まるで富久の久蔵のように・・・
どっから走ってきたんだ?
志ん生の寄席が終わる頃、汗だくの五りんの姿が芝にありました。
控室に戻った志ん生を正座で待っていた五りん。「今頃どの面下げて・・・」と今松が掴みかかろうとしますが志ん生が制します。そして志ん生が訪ねるのでした。
どこから走ってきたんだ?と。
国立競技場から、と返す五りんに「ちゃんと忘れず来たんだな。よし、出入りを許そう」と答える志ん生。さらに志ん生は尋ねます。
「で、志ん生のよ、富久はどうだった?」と。
もちろん五りんはこう返します。「絶品でした」と・・・
答えを聞いて笑う志ん生。
そんな最中に知恵の主産が間近だと連絡が入り、あわただしく五輪は病院へと走り出すのでした。
足袋履いてないアベベ
マラソンではやはりアベベが活躍。
金栗は辛作の店で一緒に中継を見ていました。
しかし金栗足袋を履いてなかったため辛作は憮然とした表情。しかし円谷選手の銅メダルに金栗と共に盛り上がります。
東洋の魔女と鬼の大松、卒業
日紡貝塚女子バレーボールチームはしっかり金メダルを獲得。
鬼の大松もこの時ばかりは涙を流します。
その様子を自宅のテレビで見ていた田畑も大喜び。なぜか田畑家にはコンゴ選手の二人も一緒におり、全員で金メダルを喜びます。
予想外の閉会式
閉会式当日、北ローデシアがイギリスから独立してザンビアになったというニュースが入ります。
そのためザンビアの選手はザンビアの国旗で閉会式に出たいと言いますが、流石に準備が間に合わないと説明する岩ちん。しかし・・・
なんと吹浦が急遽ザンビアの国旗を用意してみせるのでした。それを見て喜ぶザンビアの選手。その対応の素早さを田畑も称賛します。
国旗の件も何とかなりましたが、閉会式は順調には進みません。
なんと全競技が終わって盛り上がった選手たちは全く誘導に従ってくれず、そのままスタジアムへなだれ込んでしまったのです。最後の最後で全て台無しだと嘆く松澤。
しかし国も宗教も関係なく、各国の選手が入り乱れて入場する姿は返って世界中から称賛されたのでした。まさに平和の祭典にふさわしい閉会式だったわけですね。
世界に見せたい日本
そんな閉会式を万感の思いで眺める田畑。
そんな田畑の前にまたも治五郎が現れます。そして尋ねるのでした。
これが君が世界に見せたい日本かね?と・・・
その言葉はかつて田畑が治五郎に言った言葉でした。その言葉を受けて、田畑は答えます。
はい、いかがですか?と。
治五郎はその言葉に「実に面白い」と答え、改めて君に礼を言うと伝えるのでした。その言葉を聞いて涙を浮かべる田畑。
そしてちょうどそこに現れた岩ちんに田畑もありがとうと伝えます。まさに今、治五郎に伝えらたように。その言葉に岩田も涙を浮かべます。
そして治五郎のストップウォッチはふたたび岩ちんから田畑の元に戻されるのでした・・・
東京オリンピックから3年後
東京オリンピックが終わった3年後、金栗はスウェーデンのオリンピック委員会から招待を受けます。ストックホルムオリンピック55周年記念式典で行方不明のままの金栗をゴールさせたいという内容でした。
金栗は式典に参加し、54年8カ月6日5時間32分20秒3という記録でゴール。
同じころ、田畑は水連の名誉顧問として後進の育成に当たっていました。その手には治五郎のストップウォッチが握られていましたが、うっかり秒針を止めちゃう田畑。
金栗がようやくゴールしたのと同じように、治五郎のストップウォッチもゴールを迎えるのでした・・・
最終話(47話)感想!まさかのクドカン登場w
いやあ、まさかのクドカン登場は盛り上がりましたね(笑
志ん生がタクシーで移動するシーンはまさに1話と同じシチュエーション。そのときタクシーを運転してた森西は既にタクシー運転手じゃなくなってますし、誰か別の人を出すしかありません。しかしまさかそこにクドカンを当てるとは完全に予想外でした。
こういうのも最終回ならではですねー。
Twitterでも盛り上がってましたが、こういうサプライズは1年見続けてきた人には嬉しい演出ですよね。
五りんのラストはよく考えたらそうなりますよね(笑
五りんの残り数話での行動はまったく先が読めませんでしたが、終わってみれば「ああそうなるよね」って流れでしたね。聖火の炎が燃える中、「富久」の久蔵のように師匠のもとへ走って行って出入りを許してもらう・・・
そこでの志ん生と五りんのやりとりは「絶品」でしたね♪
「いだてん」の最後を飾るのはやっぱり「いだてん」だった
最後は金栗四三の史実をそのまま入れてラストでしたねー。
タイトルが「いだてん」なのだからやっぱり最後を飾るのはいだてんでした。こういう所は王道で行くというか、実に良いラストだったと思います。
スヤ(綾瀬はるか)はもう出番ないかな・・・と思ってましたが最後でしっかり登場してくれたのも良かったですね♪
美川、登場せず・・・
いやぁ・・・最終回で一番残念だったのはここですよ。
絶対美川も登場すると思ってたのに・・・
というか最終回を見た後で美川秀信氏が実在の人物だと言うことを初めて知りました。てっきり架空の人物を出してるものだと(汗
これには別の意味で驚きましたよ(笑
最終回のあらすじ予想!最後は五りんの東京オリンピック噺2020ver!?
いだてん、いよいよ最終回ですね!
最終回がどんなあらすじになるか気になるところですが・・・
とりあえず最終話ラストは五りんの2020ver東京オリンピック噺で〆となるんじゃないでしょうか!
正直「いだてん」で描かれるのは1964年の東京オリンピックが無事開催されるまでが重要で、オリンピックそのものに関してはそこまで詳細に描かれないんじゃないかな?と思います。
ここに至るまでを見ても、オリンピック中の出来事が割と詳細に描かれたのはストックホルムとロサンゼルス程度。他のオリンピックについてはその大部分が描かれる事はありませんでした。
東京オリンピックについても開催までのトラブルは描かれるでしょうけど、オリンピックそのものはダイジェスト的な感じになると予想します。多分「東洋の魔女」こと日紡貝塚女子バレーボールチームのメダル獲得は描かれるでしょうけど、それ以外の部分まで描く時間は無いでしょう。
それ以上に大事なのはここに至るまでオリンピックに関わってきた人々ですよね。
金栗四三であったり田畑政治であったり、志ん生であったり五りんであったり。岩ちんや松澤といった面々の想いだって多少なり最終回では描かれてほしいなって思いますし。
なので最終回は前半で東京オリンピックが描かれ、関わってきたメンバーの想いが描かれるんじゃないかと予想します。
・・・で、後半はふたたび東京で開催されることが決定した2020年東京オリンピックへ向けて動く面々の姿が描かれるのではないでしょうか!もしかしたら実際2020年東京オリンピック招致に関わった方が最終回限りで登場する可能性もあるんじゃないかと思います。
そして最後を飾るのは五りんの東京オリンピック噺2020verという流れ。
五りんは1940年生まれなので、2020年でも80歳。まだ存命だったとしてもおかしくありません。
おそらく志ん生のように著名な噺家になっている五りんが2020年の東京オリンピックに向け、高座でオリンピック噺をしているシーンが描かれるんじゃないでしょうか?
嘉納治五郎から田畑政治、岩田幸彰(いわちん)と思いが受け継がれていったように、五りんも父・勝の想い、そして志ん生から芸を受け継ぎ、そして次の世代へつないでいく・・・
そんな姿が描かれていだてんは終了!そして来年はいよいよ2度目の東京オリンピックへ!となるんじゃないかと思います。
・・・で、やっぱり五りんの元にはちょっと困った弟子がいて、その弟子を森山未來が演じてる・・・なんて形になると面白そうですよね!最終回に向けて行動がブレまくる五りんですが、最後はしっかり決めてくれるはず・・・
多分(笑
まとめ
というわけで「いだてん」最終回のあらすじと感想をまとめました。
ついに終わってしまいましたね・・・しかし終わってみればいだてんに始まっていだてんに終わる、まさにタイトル通りの終わり方でした。
美川が最後で登場しなかったのは残念でしたが(笑)個人的には良い終わり方だったと思います!