こんにちは!ZIGです。
ここでは大河ドラマ「いだてん」46話のあらすじと感想をまとめてます。がっつりネタバレしてますのでその点は注意してご覧ください。
なお、いだてん最新話を見逃してしまった、過去話を無料視聴したい・・・という方は以下の記事をどうぞ。
目次
【ネタバレ注意】46話「炎のランナー」あらすじ
首都高速も新幹線もまだ完成しないまま、いよいよオリンピックの年に。
開会式まで9カ月のところで記録映画監督に市川崑氏が就任。開幕7か月前の3月20日にはマラソンの円谷幸吉選手が2時間23分31秒を記録。4月10日には第4弾の東京五輪ポスターが完成。準備は着々と進みます。
オリンピックまで残り半年、気づけば田畑が組織委員会を去って1年半が過ぎていました・・・
聖火リレーの最終ランナー候補に坂井
オリンピックも近くなり、裏組織委員会本部(田畑家)を訪れるメンバーも最近は少なくなっている模様。それでも田畑はひとりオリンピックに向けて盛り上がっているのでした。
そこへやってきたのは岩ちんと大島。
二人は田畑に聖火リレーの最終ランナー候補として坂井という青年が挙がっていることを伝えます。坂井義則は原爆が落とされた日、広島で生まれていました。そんな青年が平和の祭典、オリンピック聖火リレーの最終ランナーを走る・・・
まさに適任だと田畑も坂井を推すのでした。
進まないアメリカとの交渉
最終ランナー候補が挙がる反面、実はまだ聖火リレー中の沖縄での国旗掲揚の許可が下りていませんでした。
政府はまだその申請すらしていないんです・・・
という岩ちんの言葉になにをやってるんだと顔をしかめる田畑。
交渉が進まない状況を嘆くように「田畑さんが表にいてくれたら・・・」と大島も漏らします。それを言われると俺もつらいと田畑は苦笑いで返すのでした。
自分たちの意思で五輪を目指す
「少しは外に出た方が良いですよ」と岩ちんに言われた田畑は大阪の日紡貝塚女子バレーボールチームのところへ顔を出します。
そこにはいつものメンバーがいましたが・・・なぜか河西の姿がありませんでした。
大松曰く父が危篤で山梨に帰らせたとのこと。あと3か月で金メダルと花嫁姿を見られたのに・・・と漏らす大松でしたが、そんな大松の前に山梨にいるはずの河西が現れます。河西は父の顔だけ見て帰ってきたのでした。
そばにいろと言ったのに何故帰ってきた、帰れと怒る大松と、練習を始めようとする河西。
河西は「バレーボールは続ける。でもやめたくなったらオリンピック前日でも辞める」と大松に伝えます。つまり私たちは自分の意思で、そして今は全力でバレーボールに取り組んでいるんだと伝えたかったんでしょうね。その想いは他の選手も同様でした。
大松は「勝手にせえ!」と怒りますが、練習を始めます。
河西の父はその4日後、亡くなりました。
1年以上行方不明だった五りん
五りんは結局1年以上行方不明になっていた模様。
しかし美津子が居所を突き止めたらしく、五りんに行方不明になった事情を聞きに行くのでした。
既に三波春夫の弟子も辞めていた五りんは行方不明になった事情を話し始めます。
師匠(志ん生)には自分の重過ぎる生い立ちを笑い話にしてもらった。だから恩返しがしたかった。そのために復帰のための二人会も計画したけど、いつのまにか引退がかかった話になってしまっていた。それが重くて逃げたと・・・
そんな五りんにあんた結局何がしたいの?と尋ねる美津子。
その問いに五りんは「マラソン、かな・・・」と返します。走る家系だし、父にとってもオリンピックは夢だった。だから俺いだてんになりますと答える五りん。
しかしどう考えても思いつきで言っているようにしか見えないため、美津子は他にやることがあると五りんを諭します。それもそのはず、五りんの横には妊娠中の知恵がいたのですから・・・
河野一郎、オリンピック担当大臣に就任
昭和39年7月18日、川島に変わって河野一郎がオリンピック担当大臣に就任します。
河野は政治家である前に一人のスポーツマンとして全力で取り組むと宣言。
この年東京は水不足に直面していました。東京都は節水を行うと共に河川の工事を進めていましたが、対応が遅いと河野は東に詰め寄ります。都知事として災害時並みの対応をしてほしいと言われた東はYESとしか言いようがありません・・・
無職のまーちゃん、早稲田大学へ
そのころ田畑は早稲田大学へやってきていました。
聖火リレー最終ランナー候補となっている坂井に会うためです。
しかし当の坂井はオリンピック選考会で落選し、4年後のオリンピックへ向けて気持ちを切り替えようとしている最中でした。まだ最終ランナーの話も聞いてない坂井は田畑の「東京に間に合うかもしれんぞ」という言葉にも戸惑いの表情を浮かべます。
無職のまーちゃん、組織委員会に殴り込み
最終ランナーの件は組織委員会でも話し合われます。
東は坂井を最終ランナーとすることに賛成でしたが、事務総長の与謝野秀は政府がOKと言わないだろうと難色を示します。実は沖縄での聖火リレー中の国旗掲揚の件も全く話が進んでいないのでした。
それどころか政府は交渉の予定そのものがないと正式に回答を出してしまいます。
その話を聞いてブチキレちゃった田畑はなんと組織委員会に殴り込みをかけるのでした。政府が何と言おうと国旗掲揚をやれ、坂井君を走らせるべきだ。アメリカに気を使って原爆への憎しみを口にできない奴は平和に背を向ける卑怯者だ!と・・・
そんな田畑を黙って見つめる河野。
そして東は田畑を呼び止めます。いつでも来てください、席は用意しますと・・・
戸惑う坂井と晴れやかな金栗
8月10日、広島に帰省中だった坂井は突然東京に呼び戻されます。
坂井は最終ランナーに決定したことで「平和の申し子」「アトミックボーイ」とメディアに取り上げられることに。しかし坂井の顔には戸惑いしかありません・・・
そしてその新聞記事を見て落ち込む人もいました。
金栗四三です。
金栗は最終ランナーが決定したという新聞記事を見た後、治五郎の記念碑の前で謝罪の言葉を述べるのでした。脳裏には「最終ランナー、頼むぞ!」と治五郎が言っていた光景が浮かびます。
しかし納得したように、彼(坂井)ほどふさわしい者はない。これは平和の祭典だからと金栗は笑うのでした。
志ん生の口から出る「五りん」の名前
最終ランナーは決まっても聖火リレーの問題がすべて片付いたわけではありません。
日本中を走るためには総勢10万人のランナーが必要。
そのため組織委員会は全国の教育委員会、スポーツ団体に広く聖火リレーへの参加を呼びかけます。その呼びかけの広告は落語協会にまで配られたのでした。
その広告を見て志ん生は「五りんが出たら面白いんじゃないか?」と言い出します。
その言葉に驚いたような戸惑ったような顔をする美津子。面白いとは思うけど、アイツそんなことしてる場合じゃないわよ・・・なんて思ったのかもしれません。
平沢、笑顔でアメリカとの交渉をお断り
オリンピックまで残り1か月半。ついにアテネから聖火リレーがスタートします。
田畑たちはいまだに許可が下りていない(というか交渉すらしてない)沖縄での国旗掲揚交渉を平沢に頼みます。しかし平沢は笑顔でその話を断るのでした。
平沢は「認めろと言うから認めないと言われる。しれっと黙ってやっちゃえばいい」と言います。
その言葉にさすがに戸惑いを隠せない田畑。しかし平沢はテレビ中継すればいいと提案します。
アメリカは占領中の沖縄との友好を世界にアピールしたい。聖火リレーを中継してしまえば中継最中に日の丸を降ろせとは言えないし、聖火リレーや島民を取り締まるようなことは出来ないと・・・
結局聖火リレーは平沢の提案通りしれっと日の丸を使うことに。田畑本人も600枚の国旗を自前で用意し、沖縄に乗り込んじゃいました。
その光景にはアメリカ兵も苦い顔をしますが、表立って何かすることは出来ません。後日平沢はテレビで「アメリカは寛大だった、称賛に値する」としっかりフォローを入れるのでした。
迫る五輪と日本中を駆け抜ける聖火リレー
オリンピックまで残り1ヵ月。
気づけば田畑は当たり前のように「表」の組織委員会に顔を出すようになっていました。いよいよ開催が間近となったオリンピックですが、まだまだ問題は残っているし、更に新たな問題も発生します。
松澤は1年半かかっていまだに上手く五輪マークを描けないブルーインパルスチームにブチ切れ。
森西は参加締め切りが過ぎてから参加表明をしたコンゴの対応に追われていました。参加国すべての国歌が演奏できる状態にせねばならず、その準備も急ピッチで進みます。
そしてテレビでは連日聖火リレーの様子が放送されますが、ふらふらしてる五りんはそんなニュースをただ眺めているのでした・・・
完成した選手村で起きた出来事
オリンピックを前にして選手村も遂に完成。
田畑は選手村を目にして大喜び。嘉納さんに見せたかったな・・・と岩ちんに言うのでした。
そんな田畑たちの元に突然2人の外国人がやってきます。話を聞くと遅れて参加を表明したコンゴの選手でした。お腹が空いているらしい2人を田畑たちはもてなすことにします。選手村の食堂の初めてのゲストでした。
話を聞けば2人は陸上選手。わずか2人でコンゴからやってきたとのこと。
まるで金栗と三島だと田畑たちも盛り上がります。その後田畑は2人を組織委員会本部へ案内。完成したばかりのコンゴ国歌の演奏で迎えるのでした。
開会式前日に発覚する問題
10月1日、東海道新幹線と首都高速の一部が開通。開会式のわずか9日前でした。
そして10月9日、いよいよ聖火は皇居前へと集まります。そのニュースを見る人々の中にはさわやかな表情の金栗と、曇った表情のままの五りんもいました。
そのころ田畑は坂井に元気がない事を聞かされます。
坂井は「8月6日」「アトミックボーイ」と持ち上げられている状況にひどくナーバスになっていました。僕は坂井だ、オリンピック選考会で負けた坂井だと涙を流します。
そんな坂井の気持ちを表すように天気は曇り。更には雨まで降り出します・・・
明日の天気を占うマリー
まさかの雨模様の中、田畑が向かったのはローズでした。
そこには東と松澤、そしてブルーインパルスチームの姿もありました。ブルーインパルスチームの松下はもう明日は飛べないと残念会を始める始末。東は参加しない国が出たことに少し落ち込み気味。田畑も坂井のナーバスな状態に気づけなかったことを後悔します。おまけにこの天気、明日の開会式はどうなるのか・・・
そんな中、マリーが「明日の天気、占ってあげようか?」と言い出します。絶対当たらない事を知っている田畑ですが、敢えて占いをしてもらう事に。
マリーの占いの結果は豪雨。世界中の雨雲を集めたような豪雨と出ます。
絶対当たらない占いが豪雨と出たということは・・・?
その結果を聞いて松澤はブルーインパルスチームに「もう帰れ!」と叫び、田畑は「ありがとう」とマリーに伝えます。
いよいよ東京オリンピック開会式当日を迎えます・・・
46話感想!ことごとく予想外の行動をする五りんの姿はまるで・・・
いやまさか1年以上も五りんが行方不明になってるとはもいませんでした(汗
おまけに三波春夫の弟子も辞めちゃってるみたいでしたし、あの弟子入りは一体何だったんだ?って感じですよ・・・
おまけに「俺いだてんになります」発言もマジでオリンピック選手を目指してのものだったとは(汗)でもあれ完全に迷走して思いつき発言ですよね。なんというグダグダぶり。まるで若き日の志ん生(孝蔵)みたいになってます。
それに対し知恵は落ち着いてますねー。子供も居るのにふらふらしてる五りんを見捨てないのは度量があるというか何というか・・・
もう次回最終回だよ!どうするんだよ五りんって感じですね(汗
いやマジでどうするんだろう・・・
河野一郎、盟友の代わりに組織委員会に!
河野、まさかここでオリンピック担当大臣に就任するとは思いませんでした。もう出番はないもんだと・・・
こういう時、近代史を知らないと話が楽しめて良いですね(笑
田畑を盟友と呼び、大臣である前に一人のスポーツマンとして全力で取り組むと宣言する姿は新聞社でまーちゃんとやり合ってた頃の河野を彷彿とさせます。やはり河野もオリンピックへの想いは持ち続けていたんですねー。
ちゃっかり組織委員会に出入りするまーちゃん
そして河野がオリンピック担当大臣に就任したのはまーちゃんにもプラスに働いてますよね。
でなきゃさすがに「表」の組織委員会に普通に出入りできるようにはならないでしょう。てか当たり前のように顔出すところはさすがまーちゃん。非公式にしれっと復活しちゃうとは思いませんでした。まさに火の鳥(笑
可児さん、まさかの登場(笑
可児さんもまさかの登場ですねー。もう完全に出番はないものと思ってました。
てかまーちゃんに「誰?」とか言われちゃってるし(笑
調べてみたら可児徳氏は1966年に亡くなってました。東京オリンピック開催をしっかり見届けて治五郎に報告に行ったのでしょうね・・・
というか可児さんの登場を見てふと思ったのですが、あるいは最終回で美川も登場したりするんじゃないでしょうか?
金栗と同年代の設定のはずなので存命でも不思議じゃないし、あいつはなんだかんだと元気に生きてる気がしますし。なんかしれっと現れそうな気がします。てか出てきて欲しい(笑
46話のあらすじを予想!五りんの「いだてんになります」の真相は?
45話「火の鳥」で行方が判明した五りん。
何故か彼は東京五輪音頭を歌う三波春夫の元にいました。志ん生との二人会の当日に行方不明となっていた五りんの行動は非常に不可解ですね(汗
しかし彼の行動には何かしらの目的があるはず!この目的が46話では明らかになるでしょう。
次回予告で五りんは「俺、いだてんになります」というセリフを口んしていますので、このセリフが何かしら目的に関連していると考えてよいのではないかと思います。
そこで予想ですが・・・
五りんは聖火リレーの最終ランナーになろうとしているのではないでしょうか!?
幻となった1940年の東京オリンピックで「いだてん」となるはずだった父・勝の代わりにオリンピックの舞台で聖火リレーの最終ランナーを務める・・・それが五りんの「いだてんになる」の真相ではないでしょうか。
志ん生が自分との二人会を最後に引退するような状況になる事だけは避けたい・・・
おそらくそんな理由から二人会当日に行方をくらました五りんですが、結果的に志ん生は見事に一人で高座を務め、噺家としての活動を継続します。
それを見た五りんはどう思ったか?おそらく申し訳なくて顔は出せなくなってしまったのではないでしょうか。
そんな五りんに残されたのは父親の代わりに「いだてん」となり、聖火リレーの最終ランナーを務めることだけ。そのための手段としてターゲットとしたのが三波春夫。父・勝と同様に満州に行っていた経歴を知って弟子にしてもらおうと考えたのでしょう。
勝はおそらく三波に実際に会っていないでしょうし、ただの口実ですしね(汗
・・・で、三波の弟子になる事でメディアに露出することが出来れば、そこで父の存在を世間に示すことができる。そこをきっかけにして自分を聖火リレーの最終ランナーにしてもらえないだろうか?
そんなことを考えてるんじゃないかと予想してみたのですがいかがでしょう。
五りんは幻の東京オリンピックの年・1940年生まれなので、田畑の提示した「19歳以下」という条件からは外れてしまいます。しかし幻の東京オリンピックの年に生まれた子を聖火リレーの最終ランナーにする・・・というのも十分アリでは?という気がしますよね。
なので行動の結果として五りんは一旦は最終ランナーとなるも、何らかの理由で最終的には坂井義則氏が最終ランナーを担当することになる・・・なんて展開が描かれても面白いんじゃないでしょうか。
あるいはその途中で美津子や今松たちが五りんの元を訪れ、志ん生の元へ連れ戻す・・・なんて展開もあるかもですね。
別に二人会をすっぽかしたことを志ん生は怒ってもいなくて、改めて「立派な噺家になる」ことを目指して志ん生の元で修業に励む・・・と言う展開もありかも。
その五りんの決意が最終話にもつながっていくのかもしれません。
何にしても五りんの目的は何なのか?
真相がどう描かれるか楽しみですね♪
まとめ
というわけでいだてん46話のあらすじおよび感想をまとめました。
遂に次回は最終回ですね!どんな結末が描かれるか楽しみです・・・