こんにちは!ZIGです。
ここでは大河ドラマ「いだてん」44話のあらすじや感想をまとめてます。例によってがっつりネタバレしてますので、その点にはご注意を!まーちゃん、最大のピンチです・・・。
ちなみに44話を見逃しちゃった!動画が見たいという方は以下の記事をどうぞ。
【ネタバレ注意】44話「ぼくたちの失敗」あらすじ
アジア競技大会への参加可否を迫られるまーちゃん(田畑)。
参加・不参加について川島はどっちでもいいと言い放ちます。
出たら出たで責任問題。最悪IOCから除名される。不参加なら不参加で戦後回復に勤めたアジアにおける日本のイメージ悪化は不可避。どちらを取っても影響が考えられるが・・・
アジア競技大会への参加を決定する田畑。しかし・・・
開会式直前になって田畑はアジア競技大会への参加を決定。
しかしそれは政治家のためではなく選手のため。そしてアジア大会をボイコットして気持ちよく東京オリンピックが出来るわけがない。それが理由でした。
そうしてアジア競技大会に参加した選手たち。しかし日本ではその田畑の決定を非難する記事ばかりが掲載され、責任を問う声があがります・・・
新聞記事を訝しむ岩ちん
新聞記事は日本にいる岩ちんと松澤も目にしていました。
競技結果が一切記載されず、田畑事務総長への非難の声ばかりを掲載する新聞記事を絶対におかしいと訝しむ岩ちん。田畑もジャカルタから電話をかけてきて競技結果がまるで掲載されていない日本の新聞記事に憤りを隠せない様子。しかしまた電話は切れてしまいます・・・
対策本部には菊枝もやってきて、田畑のことを心配するのでした。
ローズからの電話
日本からの連絡を待っていた田畑の元に電話がかかってきますが、電話は主は岩ちんではなくローズのママ・マリーでした。ダメ元でかけてみたら繋がってしまったご様子。
ただ、ローズには河野もいました。
そこで河野はジャカルタの状況を聞き、ひとつの案を提示します。アジア大会を正式な大会ではなく親善試合としてしまえば咎められることはない・・・と。
その話を聞いて田畑はインド代表と共にインドネシア大会本部に対して大会の名称変更を提案します。しかしこの提案は大失敗に終わってしまい、デモ隊がインド大使館へ押し寄せる事態にまで発展。インド代表は国外へ逃亡してしまうのでした。
結局大会はそのまま開催されます。
帰国した田畑を待っていたのは・・・
アジア大会では日本が155個のメダルを獲得し、総合1位となりました。
競技結果としては文句なし。
しかし帰国した田畑を待っていたのはアジア大会への参加責任を追及する声でした。空港で待っていた記者たちに開き直った(ように見える)態度で受け答えをしてしまう田畑。いつもの説明不足も相まってその態度は実に不遜に見えてしまいます。
もちろんこの開き直り会見はしっかり記事にされ、更にバッシングは激化。
この田畑の態度にはさすがの岩ちんも苦言を呈するのでした。
併せて岩ちんからは国際陸連から説明を求められたことが伝えられます。日本はどんな理由で参加を決断したのかと・・・
発言(失言)を責められる田畑
国際陸連へは「親善試合だったため参加した」と回答することを決める田畑。参加各国に働きかけ、インドネシアにも認めてもらえばそれで通る・・・
話がまとまるまでは絶対に口外せず、水面下で動くように岩ちんに伝える田畑でしたが、なんと直後に自分自身が記者の前で「あれは親善試合だった」と口を滑らせてしまいます。これにはさすがに岩ちんも頭を抱えることに。
おまけに翌日には発言を翻し、やっぱり正式な大会でしたと釈明する田畑。
それによってさらに非難に晒されてしまいます。
五りんと美津子、志ん生とおりん
そんな田畑の記者会見をテレビで見る今松と五りん。
今松は昨日と今日で言っていることが違う田畑の会見を酷評するのでした。
そんな時、五りんは美津子に別の部屋に呼ばれます。そこで五りんは一着の羽織を渡されるのでした。それは昔、志ん生が使っていた羽織。
志ん生との二人会だからしっかりしてもらわないと・・・と羽織を渡す美津子は併せて感謝の言葉を口にします。志ん生のやる気を取り戻させてくれたことを母(おりん)も喜んでいる、と。
同じころ、志ん生は公園で練習を続けてました。近くの木陰にはそんな志ん生を静かに見守るおりんの姿。それに気づかない志ん生は演目「替り目」の練習を続けます・・・
川島、動く
田畑の失言会見をテレビで眺める川島。
表情からは何を考えているかは分かりませんが・・・おもむろに受話器を掴んだ川島は記者を集めるよう指示します。
そして集まった記者たちの前で、川島が口にしたのは今の組織委員会への苦言でした。
田畑と津島だけが悪いわけでは無い。しかし今の組織委員会はなんとも頼りにならないと。この際しっかり海を出し切るべき。早急に国民に説明する場を設けるべきだと主張します。
その結果、まーちゃんは国会に参考人として召喚されることになるのでした。
国会で非難の的になる田畑
国会では当然のごとく田畑が非難の的になります。
そんな田畑の姿をニヤニヤしながら眺める川島。
オリンピックはもっと政府が積極的に関わるべきだとという意見が出ますが、田畑にはどうすることも出来ません。
何度も答弁する田畑の脳裏には「おかしい」「どこで間違えた?」という想いばかりが浮かびます。そして今までオリンピックに関わってきた様々な場面が思い出されますが・・・最後に思い浮かんだのはアムステルダムオリンピック前の出来事でした。
アムステルダムへの渡航費を捻出するため、時の大蔵大臣・高橋是清に直談判した時。
そのとき田畑は「政治家はもっとスポーツを政治に利用するべき。お金も口も出したらどうですか?」と是清に提案していました。
あの時だ・・・
何十年も前、まさに自分自身が口にしていたことが目の前で現実となります。
川島は東京五輪を国家事業とし、金も出すが口も出してしっかり管理すると宣言。オリンピックはまさしく田畑が口にしたとおりの形となるのでした。
津島、辞任を決意
まーちゃんと共に国会に召喚された津島は非難に耐えられず、その数日後に辞任を決意。
いつも東が川島を接待する料亭で津島は辞意を口にします。
それに驚く東と川島でしたが、東を驚かせたのはそれに続く津島の発言でした。なんと津島は自分が辞める条件として、一緒に田畑をやめさせてほしいと言ったのです。
自分が辞めるのに、田畑が残るのは納得がいかないと・・・
東にはその提案を止めるすべがありませんでした。
組織委員会の懇談会でまさかの締め出し
国会での禊ぎが済んだ田畑の元には国際陸連からの回答が届きます。
アジア大会についてはインドネシア以外に責任なし。東京オリンピックへの影響が無いことが分かり、岩ちんと田畑は安堵します。
しかし・・・
その直後に行われた組織委員会の懇談会で予想外の事態が起こります。
今日は津島と田畑の責任問題を議論する会のため、二人には退出してもらう。東は絞り出すようにそう伝えるのでした。
事実上の辞任要求です。
そのまま田畑は強制的に退場。あまりに突然の出来事に岩ちんは呆然とします。
その視線の先には川島の姿がありました。
津島と田畑の辞任会見
昭和37年10月2日、田畑は事務総長を解任されることに。
退任の記者会見が行われますが、その場でまーちゃんは涙ながらに「辞めたくない」と繰り返し口にするのでした。
そんな会見をテレビで見ていた今松や知恵・五りん。知恵は田畑が辞めたらオリンピック宣伝部長お仕事はどうなるんだろう?と素朴な疑問を口にします。あるいは宣伝部長の仕事もなくなってしまうのではないか・・・?
宣伝部長の仕事もなくなった
その予想通り、田畑辞任後は宣伝部長の仕事もなくなってしまった五りん。
しかし五りんには志ん生との二人会の準備があります。二人会前日も公園で練習をする志ん生と五りん。五りんの富久を聞いて「随分うまくなった」とほめる志ん生。
練習も終わったあと、五りんは二人会の成功を願って「一杯どうですか?」と酒を勧めます。しかし意外にも志ん生はその誘いを断るのでした。志ん生は思った以上の覚悟で二人会に臨んでいたのです。
もし明日、うまく行かなければもう潮時だと・・・
その覚悟は逆に五りんを悩ませてしまうことに。なんと二人会当日、五りんは行方不明になってしまうのでした。
酒に溺れる田畑と、志ん生の「替り目」
一人で高座に上がった志ん生が始めた演目は「替り目」
その話に重なるように、そしてかつての孝蔵(志ん生)のように酒に溺れ、足元もおぼつかない状態で家に帰る田畑。そしてあれこれと菊枝に愚痴をこぼします。
しかし菊枝がおでんを買いに出た後、田畑は菊枝への感謝を口にするのでした。オリンピック一筋で家族のために何もしてこなかったと自分を非難しますが・・・
その話はまだ家にいた菊枝にしっかり聞かれてしまっているのでした。
なぜまだ家に残っていたのか?不思議がるまーちゃんでしたが、その理由はすぐにわかりました。玄関に4人の人影があったのです。岩ちん・松澤・森西・大島の4人でした。
オリンピックはまだ終わってない、ちゃんと完成させなきゃ!と励ます言葉にまーちゃんは涙を流すのでした・・・
44話感想!思った以上になすすべなしでしたね・・・ってか津島!!
まーちゃん、思った以上になすすべなく解任されちゃいましたね・・・
まさか自分自身の失言でどんどん立場が悪くなっていくとは(汗
よくよく考えたらまーちゃんの説明ベタ・暴言癖はこれまで何度も描かれてきたし、こういう事態に追い込まれればいくらでもボロが出るのは予想できる話でしたね。
正直ここまでの事態は川島自身も予想外だったのではないでしょうか?そりゃ国会でニヤニヤしちゃうでしょうよ・・・・
いやしかし、まさか田畑解任のトドメを刺すのが津島になるとは思いませんでした(汗
最後までやらかしてくれましたね・・・
36年超しのブーメラン
やーしかし、36年前の田畑のセリフがしっかりブーメランになりました。
確か高橋是清に「政治家はお金も口も出したら?」って言ったのは第二部が始まった直後ですよね。25話でしたっけ?
あのときのまーちゃんはアムステルダムオリンピックに水泳選手をより多く動員したいって想いだけで、ハッキリ言って「金も口も出したら?」というのはただの方便だったはず。しかしその言葉が36年も経って、よりにもよって東京五輪で現実のものとなってしまうとは・・・
こういうちょっとしたセリフを回収するのはいかにもクドカンらしい感じですね(笑
自分が言ったとおり政治家が金も口も出す状況になり、役職も失ってしまったまーちゃんがここから何をするのか?楽しみですね!
五りん何やってんの(汗
五りん、やっちゃいましたねぇ・・・
羽織を質屋に入れた挙げ句に行方不明とかやってることが完全に孝蔵です(汗
まあギリギリで思いとどまって羽織は売ってないって可能性もありそうですけど。
とりあえずオリンピック宣伝部長の仕事も無くなっちゃったみたいですし、これから五りんがどう動くのかちょっと分からなくなりましたね・・・。てっきり宣伝部長でオリンピックに関わって行くと思ってましたし。
まあでも、組織委員会には岩ちんが残ってますし、そこ経由で改めて宣伝部長をやる可能性もあるかもしれません。
田畑の動きも気になりますが、ここから五りんがどう動くのかも気になるところです。
まとめ
というわけでいだてん44話のあらすじや感想をまとめました。
オリンピックから身を引くことになったまーちゃんですが、次回のタイトルが「火の鳥」だけにどんな復活劇を見せてくれるのか?気になるところですね♪