こんにちは!ZIGです。
今回は大河ドラマ「いだてん」41話のあらすじ&感想をまとめました。
ガッツリネタバレしてますのでその点は注意です!
【ネタバレ注意】41話「おれについてこい!」あらすじ
辛作が作ってくれた足袋を履き、父の勝と同じように「スッスッハッハッ」とジョギングしながら寄席に向かう五りん。
いよいよ決定した東京オリンピック。
41話目にしていよいよ五りん達と田畑達が同じ時間軸の中で話が進んでいきます・・・
意気込む田畑と政治家の介入
東京オリンピックが決定し、事務総長に就任した田畑。
田畑は「俺のオリンピックだ!」と意気込みます。
しかしそんな矢先、組織委員会発足会で異変が起きました。
突然大量の政治家が組織委員会に参加することになったのです。その中には元大蔵大臣の津島寿一や政界ナンバー2の川島正次郎などが姿がありました。
そこに一抹の不安を感じながら、組織委員会が発足します。
メダルが狙える女子バレーボール
オリンピック対策本部の会議でまず話し合われたのが競技種目の決定でした。
メダルも狙える柔道を正式競技に、という声が挙がりますが、それと共に女子バレーボールもメダルを狙えるという話が出ます。その話を聞いて田畑は大阪へ。
そこで田畑が見たのは「鬼の大松」こと大松博文監督にしごかれる女子バレーチームでした。
その指導のあまりの厳しさに田畑も完全にドン引き。
選手(河西)と監督がつかみ合いになったところで流石に見かねて止めに入りますが、田畑は突き飛ばされてしまいます。
田畑が気に入らない川島
場面は変わり、料亭で川島を接待する東でしたが何やら不穏な雰囲気。
川島はその席で「田畑は気に入らない」と漏らすのでした。
田畑はすっかり忘れてましたが半年前の都知事選、東の応援に顔を出した川島を田畑はこき下ろしていたのです。大した応援もせず、金も集められないくせによく幹事長やってられるな!と。
そのことをしっかり根に持っている様子です・・・
代々木を選手村に
そんな話が交わされたことなど露知らず、オリンピックの準備は進んでいきます。
次の課題は選手村。田畑は代々木の米軍基地を返還してもらい、そこを選手村にしようと主張しますが・・・
米軍は競技場から25km離れた朝霞ではどうか?と提案している様子。それじゃ遠すぎると田畑は譲りません。
しかし米軍と揉めるのを避けた元大蔵大臣・津島が朝霞を候補地に決めてしまうのでした。
東京五輪シンボルマーク決定と、五輪に向け動き出す人々
それでも東京オリンピックの準備は進みます。
著名なグラフィックデザイナー亀倉の「東京オリンピック独自のシンボルマークを作りましょう」という提案でコンペが開催。このコンペで亀倉が提案した東京五輪のシンボルマークは多くの人の心をとらえ、シンボルマークに決定します。
そして映画監督は田畑が熱烈にオファーしていた黒澤明が就任。
そしてオリンピックと聞けばおとなしくしていられないのが「いだてん」こと金栗四三。彼も聖火ランナーになるべく熊本から東京へやってくるのでした。
既に68歳となっていた金栗は景色が一変した東京に驚きながら、お馴染みの足袋姿で走りだします・・・
辞めちゃえよ、岩ちん
準備は進んでいるが、いまひとつオリンピックへの盛り上がりを感じられない田畑。
ホントに来るのかオリンピック!とぼやきながら、ここでも田畑は「俺のオリンピック」という言葉を使います。この時点では誰もこの言葉の意味を理解していません・・・
そんな田畑が考えたのは岩ちんの専属スタッフ化でした。現在組織委員会には専属のスタッフがいない。だから現在勤めている商社を辞め、オリンピック専属のスタッフとしてオリンピックを盛り上げてくれ!と頼み込みます。
いきなりの話にさすがに驚きを隠せない岩ちん。
しかし結局岩ちんは専属スタッフとなり、東京五輪前に開催されるローマオリンピックにスタッフとして参加。1年に渡ってオリンピックの「今」をしっかり研究させるのでした。
回転レシーブ誕生
そのころ再び大阪を訪れた田畑。行先は大松の女子バレーボールチームでした。
相変わらずの「鬼の大松」の指導っぷりでしたが、大松は田畑に見せられた柔道の受け身をヒントに回転レシーブを考案。河西達に身に付けさせていました。
それを見て田畑も女子バレーに確かな手ごたえを感じます。
IOCローマ総会でバレー・・・ではなく柔道が正式種目に
翌年開催されるIOC総会において、田畑は柔道ではなくバレーボールを五輪競技に推薦しよう!と主張します。
しかしそんな話をしている最中、田畑の耳にはどこからともなく嘉納治五郎の声が(汗
それでもバレーボール!と主張する田畑でしたが、今度は壁に掛けられていた治五郎の肖像画が突然音を立てて傾きます。そのあまりのタイミングの良さに女性スタッフも悲鳴を上げるレベル。
・・・結局、ローマ総会では柔道を推薦することになるのでした。
ローマオリンピック報告会
昭和35年、ローマオリンピックが開催され、岩ちんが日本へと戻ってきました。
すっかりオリンピックに魅入られてしまった岩ちんの報告でいろいろと課題が話し合われます。
そこで課題となったのはやはり「予算」でした。
そこでローマオリンピックが国からの支援ではなく、サッカーくじで予算をまかなっていたという話を岩ちんが伝えます。田畑はその手段を東京オリンピックでも取り入れようと考えたのですが・・・
政治家はその意見を受け入れませんでした。
「俺のオリンピック」の意味
組織委員会で政治家達は田畑の案に大反対。
博打で費用を賄うなど・・・と全く話を聞く気がありません。
予算は政府が十分出していると言う川島と、それじゃ足らない!だから工面の方法を考えてるんだという田畑。意見は真っ向から対立します。選手村の件もあって金の事ばかりで選手のことを全く考えていないと田畑は不満をぶちまけますが・・・
そんな田畑に「これはお前のオリンピックじゃない、国民のオリンピックだ」と川島は返すのでした。
そしてお前たちだけで盛り上がるなら国は金を出さん、と言い放ちます。
その言葉を聞いて、田畑は「国民のオリンピックだというならもっと国民を豊かにしてくれよ!国民一人一人が『俺のオリンピック』だと思えるように五輪を盛り上げてくれよ!」と叫ぶのでした。
田畑が目指していたのは「俺(田畑)のオリンピック」ではなく、国民一人一人が「俺のオリンピック」と思えるような五輪だったわけですね。
それを邪魔する政治家が許せない田畑は「功名心で組織委員会に名を連ねた役立たずの役人や政治家は出て行ってくれ」と伝えるのでした。
代々木を選手村とすることにこだわる理由
東京オリンピックまで3年となったIOC総会で男子バレーボールも競技へ追加が決定します。
スピーチはやはり平沢でした。
そんな平沢に今度は代々木返還交渉をやってもらいたいと田畑は依頼します。
なぜそこまで代々木にこだわるのか分からない平沢は田畑にその理由を尋ねます。
田畑はその理由を東京オリンピックを「予選で敗れた選手ですら生涯自慢できるオリンピックにしたい」からだと伝えるのでした。
選手の記憶に刻まれるのは選手村で過ごした時間だ。いろんな国の人々が純粋にスポーツで競い合い、終わったら選手村で称え合う。そういうオリンピックをやるには朝霞では遠すぎる。代々木でなければならない・・・と。
そんな田畑の脳裏にはロスオリンピックの選手村が浮かんでいました。
その話で何かを感じたのか、平沢は「私に考えがあります」と口にします。
料亭in東&川島
再び料亭で酒を酌み交わす川島と東。
「津島とうまく行ってないみたいだけどがんばってよ」と東に言う川島ですが、その表情は何かを企んでいるかのように見えます。
果たして川島は何を考えているのやら・・・
41話感想。意外と出てたね徳井さん(汗
さーて、いよいよオリンピックは決まりましたがやっぱり色々と面倒な事になりそうな雰囲気ですね。
1940年オリンピックの際も軍が介入して色々と口を出してきましたが、今回も似たような感じになってきました。そんな中でも田畑が目指したのはあくまで「俺(国民ひとりひとり)のオリンピック」だったわけですね。
今までオリンピックに関連して様々な経験をしてきた田畑の言葉だからこそ、この言葉には重みがあります。
まあでもまだまだここから揉めそうな雰囲気で41話は終わりましたね!
次回どんな展開になるかがまた楽しみですが、やっぱりオリンピックは決まってからの方が大変ですねぇ・・・ちょうどこの話が放送される少し前、2020東京オリンピックでマラソンが突然札幌開催に変更なんて話が出てきましたし(汗
関わる人間が多いだけに、やっぱり色々な思惑も交錯してスムーズにはいかないんでしょうね・・・
鬼の大松、あれじゃカットしきれませんね(笑
そして41話で気になった事と言えば、直前になって税金問題が発覚して活動休止となったチュートリアル徳井氏の出演シーンでした。
鬼の大松こと大松博文監督役で登場することが分かっていただけに果たしてどうなるのか?って感じでしたが・・・
割とがっつり登場しましたね(笑
放送開始直後に黒背景のテロップまで表示され、「可能な限り編集」といった表現をしてましたが思った以上にセリフも出番もありました。
まあでも見てて納得。あれじゃカットしきれませんねー。登場シーン全カットしたら話が全く分からなくなってしまいかねません。今後も登場シーンあるんでしょうし、ある程度の出演は避けられないでしょうね。
しかしまあ大松監督強烈ですねー。今なら完全にパワハラです(汗
やっぱり嘉納治五郎は主人公の一人だと思う(笑
嘉納治五郎、まさかの登場(?)ですねー。
夢半ばで倒れることになりましたが、やっぱり今でもオリンピックの成り行きを見てるんですね(笑
東京でオリンピックなんだぞ!バレーボールとか言ってないで柔道を五輪競技にしろ!!という声が聞こえてきそうです。
それに何やら次回予告でも治五郎のセリフがありましたし、まだまだ出番がありそう。「いだてん」は金栗四三と田畑政治が主人公とはなってますが、どう考えても嘉納治五郎はもう一人の主人公ですよねー。やっぱり治五郎抜きではいだてんは成り立ちません。
まとめ
というわけでいだてん41話のあらすじと感想をまとめました!
放送前から徳井氏の一件でどうなることかと思われた41話でしたが、とりあえず無事放送されて何よりでした。これだけ色々あると下手すりゃ打ち切りもありえるのでは?と思いましたし(汗
次回以降も編集は大変そうですが、最後まで走り抜けてほしいですねー。