コードギアスの設定をあれこれ妄想しているZIGですこんにちは。
今回はコードギアス劇中で出てくる「達成人」の設定について考えてみたいと思います。
劇中では一度しか登場しなかった言葉ですが、この達成人設定って復活のルルーシュにおいても大事な設定になってる気がするんですよねー。というわけで行ってみましょう。
目次
達成人の定義とは?
とりあえず先に結論を書いておくと、おそらく達成人というのはギアスの力を完全にコントロールできるようになった上で、自身にギアスを与えたコード継承者からコードを奪った者なのだと思います。
コードギアス劇中で「達成人」と呼ばれたのはシャルルだけでした。
では、シャルルだけが出来た事は何だったか?と考えると、両目にギアスが発現した状態でオン・オフがコントロールできていたこと、そしてコードが奪えた事の2つですね。
では、両目ギアス状態を完全にコントロール出来る者を達成人と言うのか?それともコードを奪った段階で達成人となるのか?という話になります。
そこで参考に出来るのはシャルルが「達成人」と呼ばれたシーンですね。
シャルルが達成人と呼ばれたのはギアス嚮団本部でルルーシュが初めてCの世界に入った時でした。シャルルはV.Vからコードを奪い、おそらくルルーシュのギアスで一度死亡⇒復活し、コード継承者になっています。
その直後C.Cは2人の前に現れ、突然ルルーシュのことを「必要なくなった」と言いました。その上でそれまで秘密にしていた契約(望み)が「死ぬこと」だと明かします。そして、達成人シャルルがいればその望みは叶う、と。
つまり「V.Vのコードを奪ったシャルル」がいれば私の望みは叶う、と言っているように見えます。
このやりとりを見るに、やはり両目ギアスを完全コントロールできるようになった上で、コードを奪った状態を達成人と言うのではないでしょうか。
「両目ギアスが完全にコントール出来る状態」が達成人だとすると、いきなりC.Cがルルーシュとの契約を破棄した理由が説明できません。
そもそもC.CはシャルルやV.V、マリアンヌと8年前までは目的を共有して一緒に行動していました。この時すでに両目ギアスがコントロールできていたら、この段階でコードを奪ってもらっていても良いはずです。それでC.Cの望みは叶いますし。
まあもしかしたらこの当時はまだ両目ギアスをコントロール出来ていなかったという可能もありますが・・・
ただ、8年前マリアンヌがV.Vに殺されたとき、ナナリーとアーニャの2人に限定して適切に記憶の書き換えを行ってますし、普通にこの段階でも両目ギアスを使いこなしてたんじゃないかな?という気がします。そもそも皇帝となって常に人前にいるような人間が記憶書き換えギアスをオン・オフ出来ないとか危険すぎますし(汗
なのでシャルルは少なくとも8年前の段階で両目ギアスのコントロールは出来てたんじゃないかと予想。要するにシャルルはこの当時からV.Vのコードを奪おうと思えば奪えたのでしょう。そう考えるとCの世界で「なぜ今更V.Vのコードを奪った?」とC.Cがシャルルに質問したことも辻褄が合います。C.Cも8年前の段階でそれを知ってたということですね。
だからC.CはシャルルがV.Vのコードを奪った途端、態度を変えたのでしょう。ルルーシュに代替わりして死ねない苦しみを味あわせなくても、ここでシャルルにコードを奪ってもらえば良い、と。
つまり達成人とは増大したギアスの力を完全にコントロールし、自身にギアスを与えた者からコードを奪い、自らコード継承者となった者を指すと考えられます。で、C.Cの言動を見るに達成人は自分にコードを与えた者以外からもコードを奪うことが出来るようになるのでしょう。
達成人に至る過程
上記の定義が正しければ、達成人になるには以下のような段階を経る必要があると考えられます。
- 第1段階:片目ギアス(オン・オフ可能、コード継承不可)
- 第2段階:片目ギアス(オン・オフ不可、コード継承不可)
- 第3段階:両目ギアス(オン・オフ不可、コード継承可能)
- 第4段階:両目ギアス(オン・オフ可能、直系コード奪取可能)
- 第5段階:両目ギアス・潜在的コード継承者(ギアスのオン・オフ可能)
- 第6段階:達成人verコード継承者(ギアス消失、コード奪取可能)
第1段階:片目ギアス(オン・オフ可能、コード継承不可)
最初の段階のギアス能力者で、ギアスの発動は片目のみ。オン・オフのコントロールもできる状態です。
ロロやクジャパットはこの段階で間違いないですね。ビスマルクは左目を封印してたのであるいは第2段階なのかもしれませんが、これはオン・オフできないからというよりギアスを秘匿するために隠しているという方が正しい気がします。劇中の描写的にもこの段階でしょう。
第2段階:片目ギアス(オン・オフ不可、コード継承不可)
ギアスが暴走し始める段階。オン・オフができなくなるため誤作動を起こす可能性が出てくる。ルルーシュはこの段階でユフィに意図せずギアスをかけてしまい、ユフィの命を奪うことになりました。
そういえばロロのギアスってこの段階になると、問答無用で心臓止まって死にますね(汗)そう考えると本当に恐ろしいリスクを抱えたギアスであることが分かります。
第3段階:両目ギアス(オン・オフ不可、コード継承可能)
ギアスの暴走第2段階で両目にギアスが発現した状態。オン・オフが出来ず、おそらくは第2段階よりもギアスの力も強力になると思われます。
マオはこの状態で強烈なストレスを感じてましたね。
また、この段階までくれば自身にギアスを与えたコード継承者のコードを継承可能になると考えられます。そして、大半の場合はこの段階でコードを継承している(あるいはさせられている)のではないでしょうか。
第4段階:両目ギアス(オン・オフ可能、直系コード奪取可能)
暴走状態だったギアスがコントロールできるようになった状態。おそらくのこ段階までたどり着けるのはごく限られた能力者のみ。この段階のギアス能力者はコードを継承出来る事に加え、コードを奪取できるようになると考えられます。実際シャルルはV.Vのコードを奪いました。
ただ、この段階で奪えるコードは直径コード、要するに自分にギアスを与えたコード継承者のものだけなんじゃないかと予想します。シャルルはV.Vからギアスを与えられているので、V.Vのコードなら奪取可能と言うことですね。
第5段階:両目ギアス・潜在的コード継承者(ギアスのオン・オフ可能)
コードを奪ったけどギアスが使える状態。ここから一度人としての死を迎えればコードが発現し、コード継承者になると思われます。
死なない限りはギアスが今まで通り使えるのではないかと考えられる状態ですね。
第6段階:達成人verコード継承者(ギアス消失、コード奪取可能)
コードを奪ったギアス能力者がコード継承者になった状態。要するにこの状態が達成人ですね。
達成人となると、自分にギアスを与えたコード継承者以外のコードも奪うことが出来ると考えられ、ここが通常のコード継承者との違い。
要するにシャルルはV.Vのコードを奪うまでは第4段階で、8年前もこの状態だったと思われます。なのでC.Cのコードは奪えません。
しかしV.Vが嘘をついたことに怒りコードを奪取(第5段階)。その後ルルーシュのギアスで一度死亡⇒復活して第6段階(達成人)になった。それを確認したC.Cはシャルルに自分のコードを奪ってもらおうと考えたわけですね。
皇道の時点ではルルーシュは達成人ではなかった
ルルーシュはTV版R2、劇場版皇道の段階で両目ギアス状態ではありましたが、ギアスをコントロールできていませんでした。
なので上記の過程で言うと第3段階だったのだと思われます。
つまりルルーシュは達成人ではなく、コードを奪うことは出来ません。Cの世界においてルルーシュがシャルルからコードを奪った説がありますが、これは不可能という事ですね。復活のルルーシュでコードの継承が行われていたことは確定しましたが、少なくともルルーシュが奪ったとは考えられません。
じゃあどうやって継承したんだ?という話はこちらで考察してますのどうぞ。
まとめ
というわけで達成人の定義やらそこに至る過程を考察してみました。正直合ってるかは分かりませんが(笑
いやしかしコードギアスって考えれば考えるほど新たな疑問が浮かんできますねー。
よく考えてつくられてんなーと改めて思います。