バイヨン寺院から移動して、次に向かうのはバプーオン寺院。
バイヨン寺院はやっぱりアンコールトム観光の目玉って感じなので以上に混んでましたが、少し離れると人通りもまばらに。バイヨン寺院の混みっぷりはちょっと異常でした・・・
歩いていると、ちょっと大きなガジュマルの樹発見。
何というか個人的にアンコールワットのイメージがこういうガジュマルに浸食された遺跡、だったのでこういうの見るだけでテンション上がる(笑
でも、実はこのイメージはちょっと間違ってたことにこの後気付きます。写真とかでよく見るガジュマルに浸食された遺跡、アレはアンコールワットじゃなかったんですよね。
少し歩くと見えてきましたパブーオン寺院。
手前に見える通路は空中参道。170mmにも及ぶ長さがあり、地上と天界を結ぶ懸け橋という意味があります。
とりあえずこの時は暑さで昇天しそうでしたけど(笑
パブーオンという言葉は「隠し子」という意味らしく、この寺院には隠し子伝説というのがあるんだそうです。
むかーし兄弟だったクメール王とシャム王(タイ)はお互いに頑張って国を栄えさせてたわけですが、ある時シャム王が自分の息子をクメール王に預けます。クメール王は快く息子を預かり、育ててたのですが・・・家臣たちは「これってシャム王の策略じゃね?」と勘繰るわけですね。その息子を使っていずれクメール王国を乗っ取ろうとしてるんじゃないか・・・と。
その結果、哀れシャム王の息子は殺されてしまいます。
当然その行動にブチ切れたシャム王はクメール王国を攻撃します。ここでクメール王は「ヤバい!うちの息子も殺されちゃう!」と息子を隠したのがこの寺院。それでこの寺院はパブーオン寺院と呼ばれてるんだそうです。
ふーんそうなんだ・・・と話を聞きながら、話が終わったら実際にパブーオンの中に入っていくと思っていたら・・・
ヒャックさん「ここは時間の関係で中には入りません?」
えええ(;´Д`)
というわけでここは全景を眺めるだけで終了。こういう所はツアーだし仕方ないですね(汗)また来る機会があればゆっくり眺めたいと思います。
とりあえずこのパブーオン寺院は結構崩壊が進んでたらしく、過去には大規模な修復が行われていたらしいです。2011年に一通りの修復が完了し、実際中にも入れるようになったのだとか。現在の高さは34mmとのことですが、過去には50mmほどもある塔が立っていたと言われてます。
今でも十分デカく見えるんですけど、昔はもっとデカかったんですね・・・